騒音のない世界で本を読む

児童文学好きの読書日記

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自分が自分でいられること

窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子著 いわさきちひろ絵 この本をはじめて読んだのは小学校5年生の時。 この頃の私にとって黒柳徹子は、 “TVに出てるちょっと変わったおばさん” という認識だったから このおばさんのこどもの頃の話は 面白そうだと思ってこの本…

金銭にシビアなクマ

くまのパディントン マイケル・ボンド著 Yahooニュースで イギリスのエリザベス女王と お茶をするパディントンの映像を見た。 エリザベス女王の在位70年を祝う 祝賀コンサートの冒頭で流れた映像らしい。 バッキンガム宮殿で女王とお茶するクマ。 なんてイギ…

自分だけの世界がほしい

誰も知らない小さな国 コロボックル物語 佐藤さとる著 村上勉絵 小人の物語の定番、セオリーと言えば 小人の敵と味方の攻防を描いた物語だろう。 小人の味方となるのは、たいてい子供で 敵は大人、小人で金儲けしようとする人や 小人の世界を壊そうとする人…

面倒くさいの根底にあるもの

生きるのが面倒くさい人 ~回避性パーソナリティ障害~ 岡田尊司著 朝日新聞出版 <回避性パーソナリティ障害> ー自分に自信が無くて人から批判されたり 恥をかくのが怖くて社会や人を避けてしまう。 愛されたいが冷たい仕打ちが怖くて相手に近寄れないー …