騒音のない世界で本を読む

児童文学好きの読書日記

夢見る少女の会

夢見る少女の会とは、

「いつまでも少女の心のままだから

少女達の気持ちがよくわかる」と

認知機能がバグっている、

どこでもけたたましく喋り倒す、

迷惑千万なBBAの集まりの会のこと。

                 

1枚着ると1才若くなる服。

見た目だけ若くなって中身はそのまま。

私なら何枚着るだろう。

 

デブとか一重とか

可愛くてチヤホヤされる子と

されない子がいて

私はされない方だと自覚する前がいい。

無邪気にその日その瞬間を生きていた

子ども時代がいい。

でも意識が今のままなら

デブも一重も自覚するか。

 

デブで一重でも

シミもシワも白髪もゴルゴもないから

それだけでも飛び上がるほど嬉しくて

デブと一重はどうでもよくなって

子どもの気持ちとエネルギーがあふれて

ぴょんぴょん跳ねて駆け回るだろうか。

う~ん・・・ 

               

エライ洋服研究家のエラババ先生84才と

弟子のヒョコルさん68才、

エラババ先生の発明した若くなる服で

子どもになった2人が

傲慢で横暴な大人にしかける

いたずらの数々が爽快だ。

 

8才のエラちゃんとヒョコちゃん。

あれもしたいこれもしたいと毎日忙しい。

食べたい物、欲しい物、行きたい所。

その合間に大人をギャフンと言わせるいたずら。

子どもの頃はなかった知恵とお金がある。

なんでも出来る気がする。

実年齢を忘れて明日を夢見る。

 

自称「夢見る少女」なんて

どんだけ自分好きなんだよとドン引きするが

エラちゃんとヒョコちゃんこそ

真に「夢見る少女」じゃなかろうか。

目をキラキラ輝かせて生きるおばあちゃん。

「今日は何する?明日は何しよう?」

ワクワクドキドキ。       

          

ワクワクとかドキドキとは縁遠くて

(違う意味のドキドキはよくある)

長生きなんて御免被りたいと願っている私だけど

キラキラ生きてるおばあちゃんに憧れる。

それは今より未来が輝いていると

心のどこかで思っているからかもしれない。